どうも、編集長Kです。
厚生労働省から発表された衝撃的なデータ、皆さんはチェックしましたか? 我々トレーダーにとって、単なる経済ニュースではなく、「日銀が動けるか否か」を占う極めて重要なシグナルです。
今回は、2025年11月の毎月勤労統計調査の結果をもとに、今後の相場展望をシェアします。
止まらない実質賃金の低下
結論から言うと、日本人の財布の紐は固くなる一方です。
厚生労働省の発表によれば、物価変動の影響を除いた「実質賃金」は前年同月比で2.8%減少しました。これで2025年1月以来、11ヶ月連続のマイナスとなります。
実質賃金とは? 給与の額面(名目賃金)ではなく、「そのお金でどれだけの物が買えるか」を示す指標。これがマイナスということは、給料が増えても生活は苦しくなっていることを意味します。
数字で見る「物価高 > 賃上げ」
- 名目賃金(現金給与総額): +0.5%(31万202円)
- 消費者物価指数(持家除く): +3.3%
- 実質賃金: -2.8%
春闘での賃上げ効果で「額面の給料」は増えていますが、それ以上に「モノの値段(特に食料品)」が上がっています。 記事によると、コメ類は+37.1%、コーヒー豆は+51.6%という異常な上昇率です。これでは消費意欲が湧くはずもありません。
USD/JPY(ドル円)への影響は?
トレーダーとして注目すべきはここです。 このデータを受けて、市場はどう動くでしょうか?

結論から言うと、「円売り(ドル円上昇)」の圧力が強まる材料だね。
日銀のシナリオ崩壊
日銀は利上げの条件として「賃金と物価の好循環」を掲げています。 しかし、実質賃金がこれだけ下がっている(=好循環していない)状況では、おいそれと追加利上げには踏み切れません。
- 利上げ期待の後退 → 円金利は上がらない
- 日米金利差の維持 → 円を売ってドルを買う動き(キャリートレード継続)
テクニカル的にも上昇トレンドにある中、このファンダメンタルズは「押し目買い」の正当な根拠になり得ます。
XAU/USD(ゴールド)は「買い」継続か
一方で、円の価値が目減りしている今、輝きを増しているのがゴールドです。
- インフレヘッジ: 物価上昇(+3.3%)に対し、現金の価値は下落中。
- 安全資産: スタグフレーション(不況下の物価高)懸念での資金退避。
ドル建てゴールド(XAU/USD)はもちろん、円建てゴールド(XAU/JPY)も最高値圏での推移が予想されます。
まとめ:ファンダメンタルズを味方につけろ
今回の指標は、日本経済にとってはネガティブですが、「円安トレンドフォロー」を狙うトレーダーにとっては強力な根拠となります。
「生活が苦しい」と嘆く側に回るか、この波に乗って「市場から利益を得る」側に回るか。 正しい知識とツールで、資産を防衛・拡大していきましょう。


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