【FX初心者必見】順張りと逆張り、どっちがあなたに合ってる?メリット・デメリットを徹底比較!

基礎知識

FXを始めると、必ず耳にするのが「順張り」と「逆張り」という2つの言葉。これはFXにおける最も基本的な取引スタイルのことで、どちらを選ぶかによって戦略が大きく変わってきます。

「トレンドに乗るのが良いって聞くけど、安く買って高く売りたい…」 「結局、自分はどっちのスタイルで取引すればいいんだろう?」

そんな疑問を抱えている初心者の方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、「順張り」と「逆張り」それぞれのメリット・デメリットを詳しく解説し、どちらがあなたに合っているのかを一緒に考えていきましょう!

スポンサーリンク
OANDA証券 MT4

トレンドの波に乗る「順張り」

「順張り」とは、発生しているトレンドの方向に沿ってエントリーする手法です。「トレンドフォロー」とも呼ばれます。上昇トレンドが発生していれば「買い」でエントリーし、下降トレンドが発生していれば「売り」でエントリーするのが基本です。

順張りのメリット

  • 大きな利益を狙いやすい 大きなトレンドが発生した場合、その流れに乗り続けることで利益を大きく伸ばせる可能性があります。一度波に乗れれば、含み益がどんどん増えていく爽快感を味わえるかもしれません。
  • 勝率が高くなりやすい 「トレンドは継続しやすい」という相場の性質に基づいているため、一度トレンドが発生すれば、その方向に価格が進む確率が高くなります。そのため、比較的勝ちやすい手法と言えます。
  • 精神的な負担が少ない 相場の流れと同じ方向にポジションを持つため、価格が予想通りに動いている時間が長くなります。含み損を抱える時間が比較的短く、精神的なストレスが少ないのが特徴です。

順張りのデメリット

  • エントリーポイントが難しい トレンドの途中からエントリーするため、「押し目買い」や「戻り売り」のタイミングを見極めるのが難しい場合があります。高値掴みや安値売りになってしまうリスクもあります。
  • トレンドの転換に弱い トレンドが終わり、相場が反転すると損失につながります。特に、トレンドの終盤でエントリーしてしまうと、「だまし」にあってすぐに損切りということにもなりかねません。
  • レンジ相場では利益が出しにくい 価格が一定の範囲を行き来する「レンジ相場」では、明確なトレンドがないため順張りの手法は機能しにくくなります。

トレンドの転換を狙う「逆張り」

「逆張り」とは、トレンドの方向とは逆の方向にエントリーする手法です。上昇トレンド中に「そろそろ天井だろう」と予測して「売り」でエントリーしたり、下降トレンド中に「そろそろ底だろう」と予測して「買い」でエントリーします。

逆張りのメリット

  • 成功すれば大きな値幅を取れる トレンドの天井や大底といった転換点をピンポイントで捉えることができれば、その後の大きな値動きをすべて利益にできる可能性があります。
  • エントリーポイントが分かりやすい 「買われすぎ(売られすぎ)」を示すテクニカル指標や、重要なサポートライン・レジスタンスラインなど、エントリーの根拠となるポイントが比較的明確です。
  • 安く買い、高く売るという直感的な取引 「価格が下がったから買う」「価格が上がったから売る」という、商売の基本と同じ考え方なので、直感的に分かりやすいと感じる人もいます。

逆張りのデメリット

  • トレンドが継続すると大きな損失につながる 最も注意すべきデメリットです。トレンドの転換を予測してエントリーしたものの、トレンドがさらに継続してしまった場合、損失はどんどん膨らんでしまいます。いわゆる「コツコツドカン」で大きな損失を出しやすいのがこの手法です。
  • 高い分析スキルが求められる 相場の転換点を見極めるには、チャート分析やファンダメンタルズ分析など、高度な分析スキルと経験が必要です。安易な逆張りは非常に危険です。
  • 精神的なプレッシャーが大きい 相場の流れに逆らってポジションを持つため、含み損を抱える時間が長くなる傾向があります。「まだ下がるかもしれない…」という不安と常に戦う必要があり、強い精神力が求められます。

【比較表】順張りと逆張り、あなたに合うのはどっち?

項目順張り (トレンドフォロー)逆張り
考え方トレンドの波に乗るトレンドの転換を狙う
メリット・大きな利益を狙える
・勝率が高い
・精神的負担が少ない
・大きな値幅を取れる
・エントリーポイントが明確
・直感的に分かりやすい
デメリット・エントリータイミングが難しい
・トレンド転換に弱い
・レンジ相場で機能しにくい
・大きな損失リスクがある
・高い分析スキルが必要
・精神的負担が大きい
性格慎重派、コツコツ型チャレンジャー、一発逆転狙い

結論:FX初心者はまず「順張り」から始めよう!

では、初心者はどちらから始めるべきなのでしょうか?

結論から言うと、まずは「順張り」から始めることを強くおすすめします。

理由はシンプルで、大きな失敗をしにくいからです。逆張りは、トレンドに逆らうため、予測が外れたときのリスクが非常に大きくなります。初心者のうちは、相場の転換点を見極めるのは至難の業です。

まずは相場の大きな流れに乗る「順張り」で経験を積み、しっかりと資金管理(特に損切り)のルールを身につけることが、FXで長く生き残るための鍵となります。

もちろん、最終的にどちらのスタイルが合うかは個人の性格や資金力にもよります。順張りで経験を積んだ後、少しずつ逆張りの手法も試してみて、自分だけの「勝ちパターン」を見つけていくのが理想的です。

まとめ

今回は、FXの基本的な取引スタイルである「順張り」と「逆張り」について解説しました。

  • 順張り: トレンドに乗って、安定的に利益を狙うスタイル。初心者におすすめ!
  • 逆張り: トレンドの転換を狙い、大きなリターンを狙うスタイル。上級者向け。

どちらが良い・悪いということではなく、それぞれの特性を理解し、自分の性格やライフスタイルに合った手法を選ぶことが何よりも大切です。

まずはデモトレードなどを活用して、両方の手法を試してみるのも良いでしょう。この記事が、あなたのトレードスタイルを見つける手助けになれば幸いです。

この記事を書いた人
Trade Agency Director

投資歴: 10年以上

主な投資対象: FX、CFD、株式、暗号通貨

投資スタイル: トレンドフォロー型自動投資メイン

現在の職業: ITコンサルタント、アプリケーション開発

詳細:
10年以上の投資経験があり、主にFXとCFDを中心に取引しています。市場のトレンドを捉えた自動売買システムを自ら開発・運用するのがメインの 投資スタイルです。普段はITコンサルタントとして、またアプリケーション開発者としても活動しており、その知識を投資の自動化に活かしています。テクノロジーを活用した効率的なトレーディングを追求しています。

Trade Agency Directorをフォローする
基礎知識投資知識
スポンサーリンク
Trade Agency Directorをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました